加賀ロータリークラブ 創立50周年記念誌

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- いいわ」というくらい、やはりみんなが一人の
メンバーを増やすにもこういう集団の中できち
んと自分が勉強しようとして入るのならいいけ
れども、ただバッジを付けて仲間に入るという
ような気持ちで来るべきではないやろ。
ところで働かせてもらったというのがあります
ね。この間まで文通して交流があった女子生徒
もいます。
西川 今も続いているのですが、ソロコンテス
トというのは桑原さんが会長のときに始まった
のですか?子どもたちが発表の場を楽しみに練
習をしてくるのです。
竹内 あれは続け
ればいいですね。
竹内正治さん
西川 スポーツの
大会もそれぞれ続
き ま し た。 水 泳、
剣 道、 今 は サ ッ
カ ー 大 会 で す ね。
富山や滋賀県から
も参加者が来ます
よ。
澤野 ありがとうございます。
では、当クラブが50周年を迎えるに当たって、
心の持ち方とか何か伝えたいようなことはあり
ますでしょうか。
西川 私でも1/3ぐらいはよく知らない若い人
がいるぐらい、お陰さまでメンバーも増えまし
た。先輩方が基礎を作ってくれたお陰で「加賀
クラブブランド」のようなものが立ち上がって
メンバーが増えている。
三谷 今、メンバー七十何人でしょう。その中
で派閥をつくらないようにしないと駄目です。
派閥つくったら、それでロータリー壊れてしま
うからね。仲良しクラブではないのだから、べ
たべたとすることは要らんけれども、派閥がで
きるのは駄目だ。
竹内 亡くなった竹谷喜平さんがよく言ってた
のは他のクラブにはある「パスト会長会」みた
いなものは作るなと。なぜかというと理事会や
委員会の逃げ道になる。パスト会長の◯◯さん
がこう言ったということにしてそう流れてしま
うから。
吉田 基本的なこ
とだが、皆んなが
1個のバッジを大
事にして、例会に
は買って来てで
も必ず付けてく
る。それと時間を
守る。時間を守ら
ない例会は駄目で
す。どんな会合で
もそうですが。
三谷峻平さん
竹内 これは提案ですが、炉辺会合ではテーマ
を作って参加者で意見を述べ合うことをやって
もらいたいね。せっかく業種や年代の違いも多
種多様でいい機会なのに、ただ楽しく過ごすだ
けではもったいない。
三谷 ロータリーというのは、帽子かぶって草
むしりとか掃除とかで新聞に載るような派手な
ことではなく、内に秘めた行動を実践すること
の方が大事だと、私たちは若い頃に教わりまし
た。
西川 なるほど、参考になります。いま若い人
はお酒を飲む人も減っていますし、昔のように
肩をたたいて胸襟開いてという雰囲気は少なく
なっているかもしれませんが、ロータリーも時
代に合わせてコミュニケーションの仕方も変え
ていく必要がありますね。
吉田 一番先に地区で勉強させられたのが、そ
の地域を代表するような人たちでも昼ご飯と一
時間の休憩ぐらいはあるはずだと。その時間に
例会に行って異業種の人たちとご飯を食べて大
事な話や情報交換をするというのがロータリー
なのだということを私は習ったんです。
竹内 あと、一時、質か量かという問題で議論
したことがありますね。質はまあ大目に見たと
して、量を増やそうと。確かに量は力だから、
増えることには決してやぶさかではないのだけ
れど、質がどうなんだというような議論もあっ
た。また、初期の頃は女性は入れなかった。
澤野 さて、長時間にわたりありがとうござい
ました。新しい半世紀に向かって加賀ロータ
リーが進むべき道への参考にさせていただきた
いと思います。たいへんお疲れ様でした。これ
からも健康にお気をつけて、私どもの活動を見
守っていただけ
れば幸いです。
吉田 メンバーが増えるのもいいけど、このメ
ンバーを誰が推薦したのか、
「あれの推薦なら
文責:澤野和彦
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